星野リゾート

あなたは、何を見るのか。

再生しようと思うような傲慢さは不要だ。再生は自分と向き合うことから始まる。

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Profile

中村 友樹

Nakamura Tomoki

  • 2008年新卒採用 4月入社
  • OMO7大阪総支配人

2008年大学院卒。工学部建築学科。就職活動中に現実逃避をして世界一周旅行へ。建築にこだわらず、楽しく働ける場所を探して星野リゾートに入社。なぜか担当する施設が運営終了するというジンクスから社内で「クローザー中村」と呼ばれる。福島県、高知県、静岡県の3施設の運営クローズを担当、2021年10月からOMO7大阪総支配人を担当。

再生は内省。
異なるものと出会いで気づくこと。

自分から望んだわけではないと思うのですが、気がつけば経営がうまくいかなくなったホテルやクローズすることが決まっている旅館のマネジメントを担当することが多くなっていました。いわゆる事業再生案件です。純粋にお金がなくハードが老朽化していたり、諦めることが当たり前になっているチームの意識を変えることにずっと必死で取り組んできました。改めて「再生」という言葉を自分なりに表現すると「内省」の場である、となります。自分と異なるものの考え方や組織文化に出会うということは、改めて自分と向き合う機会であり、生まれ変わるのは自分自身なんだ、と今は思っています。

1つだけある答えではなく、
たくさんの正解を楽しむ。

小学校の頃からとにかく勉強が大好きで、ゲーム感覚で問題を解いていました。1つだけある答えを探すのが得意だったのだと思います。それが大学院修了間近、いざ就職となったときに、突如、現実逃避をしたくなりました。おそらく自分でたくさんの正解から答えを決めるということに躊躇してしまったのだと思います。建築専攻だったこともあり、おおよそ就職先は限定されていることに戸惑いがあり、世界一周の旅に出てしまいました。世界各地で経済的には決して豊かではないであろう人たちが本当に楽しそうに人生を謳歌している姿を見て、就職活動という枠で悩んでいた自分がとても小さな存在に感じられました。とにかく楽しく生きていこう、と決意し帰国。建築という枠に捉われず何かを創っていける仕事、と思い、都市計画なども視野に入れた中で星野リゾートに入社しました。

転職しても変わらない。
環境を変えるより、見方を変える。

再生案件を担当することが多かったので、周囲からは厳しい環境にいることを心配されることが多いのですが、実は自分の中では何事も大変だと感じたことはないです。15年勤務していますが、転職したいと思ったことは一度もありません。学生時代に旅で得た何かが影響しているのだと思いますが、何事も自分の捉え方次第で変わる、逆に環境を変えても自分が変わらなければ何も変わらないということを、これまでの経験から心底わかっているのだと思います。幸い、星野リゾートでは北海道や東北、四国、大阪と各地を経験しているので、都度新しい経験ができ、新鮮な気持ちをキープできています。

家族で各地の観光堪能、
一人でスイーツ堪能。

いろいろな土地で勤務していますが、とにかく家族は毎日楽しそうです。元々私自身はスイーツが大好きで、各地でカフェ巡りをしたり、いろいろなレストランに行ったりしていたのですが、家族も新しい土地を楽しんでいるようです。子供も2歳になったところなのですが、観光地巡りにはしゃいでいます。