机上で未来は変えられない。一緒に汗をかいて直接関わるから動くものが必ずある。
Profile
分部 麻里
Wakebe Mari
- 2020年新卒採用 10月入社
- 界 鬼怒川勤務
2020年10月新卒入社。界 鬼怒川勤務。現Management Meisterコースとして1年間で栃木県内の2施設の勤務を経験。麓村塾のスピンアウトプログラムである鋭研(えいけん)のインフォーマル社内プロジェクトで、自身の夢である「CSV先進企業になる」をテーマにインターシップの企画に参画。まずはホテル運営の基本を習得しながら企業の次のフェーズを虎視眈々と狙っている。
ニュースにすることより、
ニュースにされる側になりたい。
学生時代は新聞サークルに所属し、取材や記事の執筆に没頭していました。漠然と記者になりたいと思っていたのですが、就職活動をスタートさせる際に、起きた事象を記事にしていくという活動を職業にしていくことに違和感を覚え始めました。インターンシップ先だったWebメディアの編集長に相談すると、「視野を拡げてみては?」とアドバイスいただき、違和感を解決すべく思い切ってカンボジアに半年行くことを決断しました。そこでニュースにする側ではなくニュースに”される側”になることへの憧れが湧いてくる経験をすることになります。
ソーシャルビジネスとの出会い。
未来を変えるヒント。
カンボジアでは、シェムリアップという町で地産のハーブを用い、商品販売やスパ運営を支援する活動に参加しました。その土地の人がその土地のリソースを使って経済的な自立、雇用を生み出すというソーシャルビジネスとの出会いです。決して短期的に成果が見えるものではないかもしれませんが、多くの時間をかけて村と村の人たちが変わっていく姿を想像し心が騒ぎました。私がニュースされる側として取り組んでいきたいことは、正にこうした活動なのだ、社会性と経済性を両立する活動にチャレンジしていこうと決意し帰国しました。
CSV先進企業を目指して、
観光業が社会にできること。
私が育った山梨県の河口湖畔は観光が盛んな土地です。観光の方向性によって、町が変わっていく姿をずっと見てきました。観光資源を活かし、町と人が経済的にも成長できることに取り組みたい、きっと方法があるはずだと考え、星野リゾートに辿り着きました。星野リゾートはSDGsが今ほど謳われるよりずっとずっと以前から環境と経済性の両立を目指し、CSV経営を実践してきた企業です。現在勤務している温泉旅館の界は、各地域の伝統文化や食材、工芸などを宿泊の魅力として地元の方々と協働しながら開発、発信することに力を入れています。私はまだまだ未熟ですが、既成概念を持たず地域に飛び込む姿勢はカンボジアで学びました。しっかりと実力をつけ、必ず星野リゾートをCSV先進企業とする経営の一翼を担っていきたいと思っています。
世界の民芸品に、各地の息遣いを感じる。
元々はややインドア派だったのですが、カンボジアでの経験をきっかけに、東南アジアをバックパッカーとして旅することもコロナ禍前にはしていました。東南アジアと言ってもさまざまな国があり、その土地土地で文化も個性もまったく異なり、より世界の文化に興味を持つようになりました。アフリカンプリントのお店を立ち上げるインターンシップも経験したりしているうちに、私の身の周りはエスニックなモノたちで溢れています。